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ハーブから抽出!エッセンシャルオイル(精油)の作り方5選

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こんにちは。 AEAJ認定アロマセラピスト、アロマテラピーインストラクターのhiromiです。

皆さんはハーブからどのような方法で抽出してエッセンシャルオイル(精油)が作られるか知っていますか?

実は作り方は1つではないんです。エッセンシャルオイル(精油)の抽出部位や、デリケートさに応じて、作り方が変わってくるんですよ。

今回はエッセンシャルオイル(精油)の作り方として一般的な3つの方法と、伝統的な方法、最新の方法の5つをご紹介します。

エッセンシャルオイル(精油)の作り方を知っていると、香りの特徴性質を知ることができるので、アロマテラピーがもっと楽しくなりますよ!




アロマテラピーで使用するエッセンシャルオイル(精油)



アロマテラピーでは、植物から抽出した天然の芳香成分であるエッセンシャルオイル(精油)を使用して、アロマテラピートリートメントを行なったり、「芳香浴」といって香りを楽しんだり、香水やルームスプレー、ワックスバーなどのアロマクラフトを作ったりします。

似たような名前のアイテムにアロマオイルというものがありますが、こちらは人工的に作られた「いい香りのする液体」「合成香料」のことで、アロマテラピーでは使用しません。

100均で売られているアロマオイルを誤って使用しないように、ご注意ください。

知っておきたい精油のこと!アロマオイルとエッセンシャルオイルの違い

アロマテラピーで使用する「精油」を英語ではEssential oils(エッセンシャルオイル)と言います。ところがこれをアロマオイルだと勘違いしている方が非常に多い!「100均で買った精油を使ったら肌が荒れたんです〜」という方の話をよく聞いたら精油ではなくアロマオイルだった、なんてこともありました。





アロマテラピーで使用するエッセンシャルオイル(精油)は、ハーブから抽出されていますが、実はその方法は1つではありません。順番に見ていきましょう!





簡単&低コスト!水蒸気蒸留法



ほとんどのエッセンシャルオイル(精油)がこの水蒸気蒸留法で作られています。理由はとても簡単で、コストがかからないから。実は専用の器具さえあれば、お家でも作れるくらい簡単なんです!


チェックボックスアイコン 水蒸気蒸留法の作り方

1.窯にハーブを入れ、蒸気を当てる。
2.ハーブの芳香成分を含んだ蒸気を、冷却器で冷やす。
3.蒸気が2層の液体に変わる。
4.液体を分離して、エッセンシャルオイル(精油)を抽出する。



こちらの方法以外にも、ハーブを入れた水を沸騰させて、その蒸気を冷却する方法もあります。最初のやり方が違うだけで、どちらも蒸気に含まれる芳香成分を集め、冷却して液化させるのは一緒です。

このとき、ポイントとなるのが液体が2層にわかれる、というところです!

精油とは別に、も得られます。この水にもハーブの芳香成分が含まれていて、芳香蒸留水(またはフローラルウォーターハーブウォーター)として売られています。



memo.png 芳香蒸留水とは

水蒸気蒸留法でエッセンシャルオイル(精油)を抽出する際に得られる副産物です。ハーブの芳香成分が含まれているため、自然の香りを楽しむことができます。

そのまま化粧水として使用できる他、アロマクラフトで精製水の代わりに使用することもできます。

一部、飲用として売られているものもありますが、ほとんどが雑貨として販売されているため、飲むことはおやめください。

詳しくはこちらの記事をご覧ください。

アロマテラピー初心者が知っておきたい芳香蒸留水(ハーブウォーター、フローラルウォーター)の使い方

「フローラルウォーターやハーブウォーターとは何が違うの?」「飲用できるって本当?」「どんな使い方があるの?」基本的な使い方から芳香蒸留水の種類、やってはいけないこと、保管方法と使用期限などをわかりやすくご紹介します♡





チェックボックスアイコン 水蒸気蒸留法で作られる精油

イランイランクラリセージサイプレスサンダルウッドジャーマンカモミールジュニパーベリースイートマージョラムゼラニウムティートリーネロリパチュリブラックペッパーベチバーペパーミントフランキンセンスミルラユーカリラベンダーメリッサレモングラスローズオットーローズマリーローマンカモミール


こちらはほんの一例です!

原料植物の科名だけでなく、抽出部位も花や葉、根、樹脂など様々ですが、すべて水蒸気蒸留法で抽出できます。





柑橘の果皮から抽出するといえばこれ!圧搾法



エッセンシャルオイル(精油)の中には、ミカン科の果皮から抽出されるものもあります。その際に用いられるのが圧搾法です。

こちらは以前は手作業で行われ、果皮を手で絞り、スポンジに吸わせた液体からエッセンシャルオイル(精油)を抽出していました。

現在は機械で行われています。


チェックボックスアイコン 圧搾法の作り方

1.果皮を機械のローラーで圧搾する。
2.遠心法で水分を分離して抽出する。



熱を加えずに行うため、低温圧搾(コールドプレス)とも呼ばれています。成分変化がほとんどなく、自然のままの香りが得られるのが特徴です。

ただし、デメリットとして、絞りかすなどの不純物が混ざりやすく、化学変化しやすい成分が多く含まれるため、他の抽出法のエッセンシャルオイル(精油)に比べると劣化しやすいです。通常、エッセンシャルオイル(精油)は開封した後1年ほど保ちますが、ミカン科の場合は半年ほどで使い切るようにします。



memo.png ミカン科のエッセンシャルオイル(精油)は果汁ではない!

エッセンシャルオイル(精油)が液体のため、ミカン科は果実から絞った果汁でできていると思われることもありますが、それは間違い!

果皮にある黒いポツポツした部分に芳香成分が含まれているため、果皮を圧搾して抽出します。

また、ミカン科がすべて果皮から圧搾法で抽出されるわけではなく、例えばネロリはミカン科のビターオレンジが原料植物ですが、花から水蒸気蒸留法で抽出されます。



memo.png 光毒性に注意!

ミカン科のエッセンシャルオイル(精油)をトリートメントオイルなどで皮膚に塗布した場合、太陽などの紫外線に反応して炎症色素沈着を起こすことがあります。これはフロクマリン類のベルガプテンという成分に光毒性が含まれるためです。

禁忌!日中に使ってはいけない光毒性の精油

光毒性とは、精油が皮膚についた状態で日光などの紫外線に当たると炎症などの危険な症状を起こすこと。「精油=100%天然のものだから安全」という表記を見かけることがありますが、使い方を誤ると大変なことになってしまいます。



光毒性を含む成分を取り除いた「ベルガプテンフリー」「フロクマリンフリー」といったエッセンシャルオイル(精油)であれば、日中でも安心してお使いいただけます。近年は、ミカン科の果皮を水蒸気蒸留法で抽出することもあります。



チェックボックスアイコン 圧搾法で作られる精油

グレープフルーツスイートオレンジベルガモットレモン






名前が長い!揮発性有機溶剤抽出法



3つ目にご紹介するのは、石油エーテルヘキサンといった溶剤を使用してエッセンシャルオイル(精油)を抽出する揮発性有機溶剤抽出法です。

名前が長くて漢字だらけ! 初めは覚えるのも大変です。しかも作り方もちょっとややこしい!


チェックボックスアイコン 揮発性有機溶剤抽出法の作り方

1.有機溶剤に原料植物を入れて、香り成分を溶かし出す。
2.植物を取り除いて溶剤を揮発させる。
3.エタノールを加えて、香り成分とワックス成分を分離する。
4.エタノールを取り除いて、エッセンシャルオイル(精油)を抽出する。



要は溶剤に香り成分を溶かし出して、色々な過程を経て、最終的にエッセンシャルオイル(精油)が採れますよ、ということが書かれています。この過程の中で天然のワックス成分や、半固形状のコンクリートと呼ばれるものも得られます。

この揮発性有機溶剤抽出法は、完全に溶剤が取り除けるわけではないため、通常のエッセンシャルオイル(精油)と区別する考え方もありますが、加熱しないので熱に弱いデリケートな植物に適した方法でもあります。

揮発性有機溶剤抽出法で得られたエッセンシャルオイル(精油)を「アブソリュート」と言います。ラベルに「Abs.」と書かれている場合もあります。

また、樹脂から揮発性有機溶剤抽出法で得たエッセンシャルオイル(精油)のことを「レジノイド」と言います。こちらは保留剤としても使用されます。


チェックボックスアイコン 揮発性有機溶剤抽出法で作られる精油

ジャスミン(アブソリュート)ベンゾイン(レジノイド)ローズ(アブソリュート)




memo.png ローズ精油は2種類の作り方があります!

水蒸気蒸留法の「ローズオットー」と、揮発性有機溶剤抽出法の「ローズ(アブソリュート)」は、同じローズのエッセンシャルオイル(精油)でも含まれる成分が異なるため、香りの感じ方が異なります。

「ローズオットー」は水蒸気蒸留法なので加熱され、芳香蒸留水にも芳香成分が含まれます。香り立ちが華やかで、ややフルーティ感があるのが特徴です。

一方で「ローズ(アブソリュート)」は揮発性有機溶剤抽出法なので熱が加わらず、フローラルな甘さが強く、香りが長く残ると言われています。

ぜひ嗅ぎ比べてみてくださいね!





伝統的な作り方!油脂吸着法



他にもエッセンシャルオイル(精油)の作り方には、油脂吸着法と呼ばれるものがあります。これは油脂になじみやすい精油の性質を利用した手法ですが、手間コストがかかるため、現在では行われていません。しかし伝統的な方法なので後世に残していきたいですね。


チェックボックスアイコン 油脂吸着法の作り方

精製した無臭の牛脂(ヘット)や豚脂(ラード)を混ぜたものや、オリーブ油に香り成分を吸着させる



このようにして、香り成分を高濃度に吸着した油脂のことをポマードと言います。



memo.png 2つの油脂吸着法

油脂吸着法は、さらに2種類にわけられます。

冷浸法(アンフルラージュ)
常温で固形の脂の上に花などを並べる
温浸法(マセレーション)
加熱した油脂に浸す






最新!超臨界流体抽出法



最後にご紹介するのが、最新の方法である超臨界流体抽出法です。

こちらは近年開発された技術で、二酸化炭素などの液化ガスを溶剤として用います。しかし装置が特殊でコストもかかるため、精油の抽出法としてはあまり一般的ではありません。


チェックボックスアイコン 超臨界流体抽出法の作り方

1.二酸化炭素に超高圧をかけることで超臨界状態(気体と液体の中間)にする。
2.芳香成分を吸着させる。
3.圧力を緩め、二酸化炭素を気化させる。
4.エッセンシャルオイル(精油)が残る。



水蒸気蒸留では分子が大きすぎて取り出すことのできない芳香成分も、この超臨界流体抽出法であれば抽出することができます。そのため、自然の植物中に存在するときと極めて近い状態上質なエッセンシャルオイル(精油)が得られます。





まとめ



ハーブから抽出することはなんとなく知っていても、どうやって抽出するのか知らないという方も多いです。しかも抽出法は1つではなく、抽出部位などによって分けれれています。

なぜ柑橘系のエッセンシャルオイル(精油)は劣化が早いのか、どうやって芳香蒸留水が得られるのか、「アブソリュート」や「レジノイド」がなんなのか…。アロマテラピーのことが色々とわかってきたかと思います!

今まで何気なくエッセンシャルオイル(精油)を使用していた方も、今後はラベルに記載された抽出法をチェックしてみてくださいね!



アロマテラピーのことをもっと知りたいあなたには、アロマテラピー検定がおすすめです!

今回のような抽出法や、安全な使い方、なぜ植物は精油を作るのか、これまでの歴史、法律などが学べます。

Relakuhealでは出張カフェレッスンや、オンラインレッスンを行なっています。お子様連れOKですので、小さなお子様がいるママも気軽にレッスンを受けてみてくださいね。

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AEAJのアロマテラピー検定1級2級合格に向けた対策講座を、東京・東大和、武蔵村山、立川、立飛、玉川上水、吉祥寺、国分寺、八王子、埼玉・所沢のカフェにて行なっています。オンラインレッスンもありますので、近くにスクールがない方、小さなお子様がいて自宅から出られないママにもレッスンを受けていただけます。




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AEAJ認定アロマセラピスト、Relakuheal主宰hiromi

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AEAJ認定アロマセラピスト
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関西の某遊園地の元宣伝広報であり、60万PVのブログ運営経験を持つシングルマザー。現在は東京の東大和市を拠点にアロマテラピー活動を行なっている。趣味は読書で、アンガーマネジメント、コーチング、PDCA、手帳術、引き寄せなど「今の暮らしをより良くするもの」が好き。

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