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精油(エッセンシャルオイル)の「科名」ってなんだろう?

精油(エッセンシャルオイル)の「科名」ってなんだろう?



こんにちは。 AEAJ認定アロマセラピスト、アロマテラピーインストラクターのhiromiです。


精油(エッセンシャルオイル)のプロフィールには、原料植物の「科名」というものが書かれています。
これは植物をグループ分けしたときの名前のことで、キク科やシソ科と言った聞き慣れたものから、フトモモ科、カンラン科など初めて聞くような名前のものもあります。

同じ科に分類されている精油(エッセンシャルオイル)同士は、似たような性質を持っています。
つまり、科名を覚えることで、より精油(エッセンシャルオイル)について深く理解することができるのです。

それに科が同じだと、ブレンドの相性もいいんですよ!


それでは早速、どんな科名があるのか、なぜそんな科名になったのかという由来や、それぞれの科にはどのような特徴があるのかを見ていきましょう!
各科名に当てはまる精油(エッセンシャルオイル)30種類も紹介しています。




そもそも「科名」ってなに?



科名とは生物を分類するときの階級の1つです。動物や植物の図鑑などで「●●目●●科●●属」と書かれているのを見たことはありませんか?

階級に名前をつけておくことで、生物をグループ分けすることができるのです。同じグループに所属する生物は見た目や性質、生育する土地などが似ているという特徴があります。グループが最小単位に近づけば近づくほど、その特徴はより似通ってきます。

生物をグループに分けるという考え方は1689年頃にはあったようですが、当時は「階級」という概念ができつつある途中だったため、現在の使い方とは異なっていました。その後、何人もの人がグループの分け方を提唱し、徐々に現在の形へとまとまっていきます。

科という階級が現在の意味で用いられるようになったのは20世紀の初め頃。用法や名前の付け方などは、「命名規約」というものの中で明確にルールが決められています。





「科名」は何種類あるの?



手元にある資料を数えたところ、238種類もの科名が確認できました! その中から今回は14種類の科名をご紹介します。


チェックボックスアイコン シソ科
チェックボックスアイコン ミカン科
チェックボックスアイコン フトモモ科
チェックボックスアイコン バラ科
チェックボックスアイコン カンラン科
チェックボックスアイコン ヒノキ科
チェックボックスアイコン キク科
チェックボックスアイコン イネ科
チェックボックスアイコン フウロソウ科
チェックボックスアイコン バンレイシ科
チェックボックスアイコン ビャクダン科
チェックボックスアイコン モクセイ科
チェックボックスアイコン コショウ科
チェックボックスアイコン エゴノキ科


聞いたことがある科名もあれば、「なにそれ?」という科名もあるかと思います。その科の特徴や、属する原料植物を使用した精油(エッセンシャルオイル)30種類を1つずつ見ていきましょう!





シソ科



シソ科

シソという名前は私たちにも馴染みがあるように、世界中に分布・生育しているおよそ3,500種類の植物が属しているとても大きなグループです。スッキリとしたハーブ調の香りをした精油(エッセンシャルオイル)が多いのが特徴です。

memo.png シソ科の精油

ペパーミントラベンダーローズマリークラリセージスイートマージョラムパチュリメリッサ






ミカン科



ミカン科

ミカンは冬のフルーツとして定番ですね! いわゆる柑橘類の植物がこのミカン科に属し、約900〜1,500種類が確認されています。ご存知のとおり、フレッシュで爽やかな香りをしたものが多く、薬用や香料などに幅広く使われています。

ミカン科の精油(エッセンシャルオイル)は果皮から抽出されます。(果汁ではありません!)

memo.png ミカン科の精油

スイートオレンジレモングレープフルーツネロリベルガモット






フトモモ科



フトモモ科

「え、フトモモ!?」と思われるかもしれませんが、身体の太腿は関係ありません。この科名は、東南アジア原産の果樹の中国名「蒲桃(プータオ)」に由来します。ちょっとびっくりする名前ですよね!

爽やかでスッキリとした樹木の香りが特徴です。精油(エッセンシャルオイル)を含む種類が多く、香辛料やハーブなどにも用いられます。

memo.png フトモモ科の精油

ティートリーユーカリ






バラ科



バラ科

日本でも愛されているローズがよく知られていますが、他にもイチゴ、リンゴ、モモ、サクラ、ウメなどもバラ科です。

精油(エッセンシャルオイル)が採れる種類は少ないですが、華やかな香りをしています。

memo.png バラ科の精油

ローズ(アブソリュート)ローズオットー






カンラン科



カンラン科

樹脂を含む樹木が多くみられ、古くから宗教行事に使用されてきました。落ち着いた香りがします。

科名のカンランとは、中国大陸原産の果樹に由来しています。

memo.png カンラン科の精油

フランキンセンスミルラ






ヒノキ科



ヒノキ科


ヒノキもよく知られる植物なので、ご存知の方も多いかと思いますが、昔から建築材などに使用・植樹されてきました。

ヒノキ科の植物は、木化した鱗片状の葉が球状に集ってできる果実「球果」を持つのが特徴です。松ぼっくりがそうですね。ジュニパーベリーはブルーベリーのような見た目液質化した球果を持っています。

森林浴をイメージさせるウッディな香りが特徴です。

memo.png ヒノキ科の精油

サイプレスジュニパーベリー






キク科



キク科

キクは私たちもよく知っている植物ですね! キク科の植物は世界各地に分布し、「双子葉植物ではもっとも進化した植物」と言われています。ハーブや薬草として使用されているものが多くありますが、精油(エッセンシャルオイル)が採れる種類は少ないです。

memo.png キク科の精油

ジャーマンカモミールローマンカモミール






イネ科



イネ科

イネも私たちに馴染みのある植物です。穀類や飼料作物など、重要な食料源となっていますね。

イネ科の植物は世界中に1万種近くあると言われていて、砂漠南極大陸など色々な地域に生育しています。

memo.png イネ科の精油

ベチバーレモングラス






フウロソウ科



フウロソウ科

聞き慣れない名前のフウロソウは、漢字で書くと「風露草」となります。しかし、はっきりとした由来はわかっておらず、江戸時代に浅草の植木屋さんがフウロソウという名前の植物を売っていたことはわかっているそうです。

フウロソウ科の植物は熱帯から寒帯にかけて世界各地に幅広く分布しています。花びらやがく、雌しべの柱頭、雄しべなどの数は5の倍数で構成されているというから不思議ですね!

memo.png フウロソウ科

ゼラニウム






バンレイシ科



バンレイシ科

バンレイシ科もあまり聞き慣れない名前ですね。

バンレイシという植物(果実)があり、別名を「釈迦頭(しゃかとう)」と言います。お釈迦様の頭のようなゴツゴツとした突起が果皮全体を覆っています。バンレイシは台湾で人気の熱帯のフルーツで、食べ頃に熟すと果肉がクリーム状になるため、保存・運搬の問題から日本では食べられる機会は少なかったのですが、冷凍技術が進歩し、2018年から輸入が始まったそうです。

精油(エッセンシャルオイル)が採れる種類は少ないですが、樹皮や葉、根は民間薬として親しまれているものもあります。

memo.png バンレイシ科の精油

イランイラン






ビャクダン科



ビャクダン科

科の名前にもなっているビャクダンは漢字で書くと「白檀」で、英語ではサンダルウッドと言います。日本でも馴染みのある植物ですね。

熱帯を中心に分布し、爽やかな甘い芳香が特徴です。特に白檀(サンダルウッド)は心材が強く香ります。

memo.png ビャクダン科の精油

サンダルウッド






モクセイ科



モクセイ科

常緑、または落葉性の木本で、主に北半球の温帯・暖帯に分布しています。

花に強い芳香を持つものが多く、鑑賞香料によく用いられています。日本ではキンモクセイ(金木犀)が有名ですね。

memo.png モクセイ科の精油

ジャスミン(アブソリュート)






コショウ科



コショウ科

料理の香辛料として欠かせないスパイシーな香りは食欲をそそります。

コショウのように食用に栽培されるもののほか、鑑賞用もあります。

memo.png コショウ科の精油

ブラックペッパー






エゴノキ科



エゴノキ科

「エゴイズム」の「エゴ」を想像するかもしれませんが、果実を口に入れると喉や舌を刺激してえぐいことが名前の由来となっています。

北半球の温帯・亜熱帯を中心に分布し、花は主に白く良い香りがするものが多いです。鑑賞用としても栽培されています。

memo.png エゴノキ科の精油

ベンゾイン(レジノイド)






まとめ



科名でグループ分けすると、それまで個別に見ていた精油(エッセンシャルオイル)の共通点が見えてきて面白いですね。アロマテラピーは香りを楽しむものですが、視点を変えて植物学的に見ることも大切です。
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AEAJ認定アロマセラピスト、Relakuheal主宰hiromi

Relakuheal主宰
AEAJ認定アロマセラピスト
hiromi


関西の某遊園地の元宣伝広報であり、60万PVのブログ運営経験を持つシングルマザー。現在は東京の東大和市を拠点にアロマテラピー活動を行なっている。趣味は読書で、アンガーマネジメント、コーチング、PDCA、手帳術、引き寄せなど「今の暮らしをより良くするもの」が好き。

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