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精油の作り方。自宅で抽出する方法が意外と簡単!

精油の作り方。自宅で抽出する方法が意外と簡単!


精油(アロマオイルではなく、エッセンシャルオイル)は植物から抽出される天然の芳香成分ですが、実は自宅で簡単に作れるって知ってましたか!?

自宅でできる精油の作り方仕組み必要な道具おすすめのハーブをAEAJ認定アロマセラピスト、アロマテラピーインストラクターのhiromiがご紹介します!

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精油(エッセンシャルオイル)とアロマオイルの違い



精油のことをアロマオイルと言う方がいますが、あれは間違いです。アロマオイルとは人工的に作られた合成香料のことであって、アロマテラピーでは使用しません。

「名前にアロマってついてるのに?」と思われるかもしれませんが、アロマとは「芳香(いい香り)」のことであって、アロマテラピーの略ではないのです。

精油の正しい英語名はエッセンシャルオイルです。

知っておきたい精油のこと!アロマオイルとエッセンシャルオイルの違い

アロマテラピーで使用する「精油」を英語ではEssential oils(エッセンシャルオイル)と言います。ところがこれをアロマオイルだと勘違いしている方が非常に多い!「100均で買った精油を使ったら肌が荒れたんです〜」という方の話をよく聞いたら精油ではなくアロマオイルだった、なんてこともありました。







精油(エッセンシャルオイル)の抽出法



市販されている精油の主な抽出法は3タイプあります。「水蒸気蒸留法」「圧搾法」「揮発性有機溶剤抽出法」です。


memo.png 水蒸気蒸留法

植物を水に入れて沸騰させるか、または蒸気をあてて、香り成分を含んだ水蒸気を冷却器で冷やすと気体が液化し、精油が得られます。ほとんどの精油がこの方法で作られています。


memo.png 圧搾法

柑橘系の果皮を機械のローラーで圧搾して精油を得る方法です。低温圧搾(コールドプレス)とも呼ばれています。スイートオレンジ、ベルガモット、グレープフルーツなどの柑橘系精油が当てはまります。


memo.png 揮発性有機溶剤抽出法

石油エーテルやヘキサンなどの有機溶剤を用いて、様々な過程を経て最終的に得られる精油をアブソリュート、または樹脂の場合はレジノイドと言います。ジャスミン、ローズ、ベンゾインなどの精油が当てはまります。


精油の抽出法には、他にも「超臨界流体抽出法」がありますが、特殊な装置が必要で精油の値段も高価になることから、市場に出回っている精油のほとんどが上記の3つのいずれかの方法で抽出されています。抽出方法は精油のラベルや箱にも記載されているので、確認してみてくださいね。

ハーブから抽出!エッセンシャルオイル(精油)の作り方5選

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精油を抽出するには様々な方法がありますが、自宅でも簡単にできる精油の抽出方法がこの中の「水蒸気蒸留法」です! いくつか道具は必要ですが、入手困難なものではないので簡単に用意できます。





精油の作り方と仕組み



水蒸気蒸留法

図のように蒸し器で肉まんを蒸らす要領で「熱した水の蒸気を植物に当てる」部分と、「芳香成分を含んだ蒸気を集めて氷などで冷やす」部分、それから気体が冷やされてできる「液体を集める」部分があればOKです!



最後に集める液体は水と精油の二層に分かれています。精油は水に溶けない性質があり、水よりも比重が軽いので浮いてしまうのです。この上部の精油をスポイトなどで吸い上げて、遮光瓶に移せば完成です。

遮光瓶は茶色や青色などの色がついたガラス瓶で、紫外線による精油の変質を防いでくれます。生活の木などアロマテラピー専門店で購入できます。精油が使いやすいようにドロッパー(精油を1滴ずつ滴下させるための穴)がついたものが便利です。





また、一緒に得られる水にもかすかに芳香成分が含まれています。これを「芳香蒸留水」「フローラルウォーター」などと呼びます。ルームスプレーや入浴剤、化粧水などに使えますので、捨てずにこちらも遮光瓶に入れてくださいね!



芳香蒸留水の詳しい使い方はこちらをご覧ください!

アロマテラピー初心者が知っておきたい芳香蒸留水(ハーブウォーター、フローラルウォーター)の使い方

アロマクラフトで精製水の代わりとしても、そのまま化粧水やルームスプレーとしても使える芳香蒸留水についてお話させていただきます。「フローラルウォーターやハーブウォーターとは何が違うの?」「飲用できるって本当?」「どんな使い方があるの?」そんなアロマテラピー初心者の方にもぴったり。





自宅で精油を抽出する場合、途中でを追加する必要がありますが、あとは放置していれば良いので、だいたい1時間(※植物の量や種類により異なります)ほどで抽出できます。道具もお家にあるものや、ホームセンター、100均などで揃えられます。思っていたより難しくないでしょ!?





精油を抽出する道具「蒸留器」



先ほどご紹介した方法で、自分で道具をそろえて精油を抽出される方もいらっしゃいますが、専用の道具を使えばもっと簡単に行うこともできます。





木土台:540×22×厚み20mm
冷却槽:φ120×H190mm
蒸留釜:φ130×H260mm
パイプ:φ20×L370mm

アロマテラピー専門店の生活の木では、精油を抽出する装置(蒸留器)も取り扱っています。こちらはイタリアの銅製で、両手で持てるくらいの家庭用サイズになっています。ピカピカの表面が高級感があっておしゃれですよね。





アランビックを使用する際は、アルコールランプも必要です。化学の実験みたいでなんだかワクワクしますね! こちらのアルコールランプの燃焼時間は、約1時間ほどです。



生活の木では、以前は「らんびき」と呼ばれる日本古来の蒸留器を、もう少しお手頃な価格で購入することができました。

らんびきはタルのような形で、中が三層構造になっている蒸留機です。下層部に水と植物を入れて、上層部には氷を入れます。水を張った鍋にらんびきを入れて、中火で1時間から1.5時間ほど湯煎すると、下層部で温められた蒸気が上層部に昇って冷やされ液化し、中部に溜まってらんびきの側面にあるチューブから出てくる仕組みになっています。

残念ながら現在は生産が終了したようで、生活の木での取り扱いはありません。



ご家庭で精油の抽出を楽しまれている方がよく使用されているのが、ガラス製の透明な蒸留器です。



本体の網に植物を、上部の半球体に氷をセットして、ご家庭のIHヒーターで温めて使います。すると、半球体の底に当たった蒸気が冷やされ、半球体の下にセットしたビーカーに液体が集まる仕組みになっています。抽出の過程が見られるので、待つ間も楽しく観察できます。





精油を抽出するには、どんな植物を使えばいい?



精油が抽出できる植物はいくつか種類があります。例えばジャスミンは香水にも使用され、女性の方に人気の香りですが、ジャスミンは品種が非常に多く、その中でも精油が抽出できるのはごく一部です。

また、精油の抽出部位は植物によって異なります。これは精油を作る細胞が植物全体に均一にあるわけではなく、特定の部位に存在するためです。

精油が抽出できる植物の種類や、精油が含まれる部位などをあらかじめ知っておく必要があります。どの植物からでも精油が抽出できるというわけではないのでご注意ください。

なお、精油が抽出できる植物の種類と部位は、下記の記事や本などで調べることもできます。(蒸留におすすめの植物については、後ほど詳しくご紹介いたします。)

アロマテラピー検定に出る!精油30種類プロフィール攻略【2020年版】

アロマテラピー検定に出る精油30種類の名前・科名・抽出部位・抽出法を一覧にまとめました!クリックすると精油のエピソードや科名の由来などが書かれた詳細ページに移動できます。





植物の調達法は人それぞれで、お庭で育てている植物を利用される方もいます。自分で育てた植物から自分の手で蒸留するって素敵ですね!

ローズマリーやバジル、ミントなどならスーパーでも手に入ります。

フレッシュだけでなく、ドライからも抽出できるので、植物が手に入りにくいときはシングルのドライハーブティーを活用してみてくださいね!

※ハーブの種類によっては有毒なものや、栽培方法により農薬などが付着していることも考えられます。自己責任のもとで蒸留を行い、品質や安全性に十分ご注意ください。



それでは、ご家庭で蒸留をしてみたい方のために、おすすめのハーブをご紹介します。植物の種類がたくさんあって迷われている方は、こちらを参考になさってください。



















まとめ



ここまで精油をご家庭で抽出する方法をご紹介してきましたが、皆様に知っていただきたいことがあります。

それはたった一滴の精油を抽出するには、たくさんの量の植物が必要だということです。抽出できる精油の量は植物によって異なりますが、精油1キロを得るのにラベンダーの場合は約1.6トン、バラの場合は約5トンもの量が必要になると言われています。

もしかすると、今回ご紹介した方法で、たくさんの精油が手に入るとお考えの方がいらっしゃるかもしれません。しかし恐らく家庭用の方法では、数滴の精油が抽出できるかどうかといったところで、精油よりも芳香蒸留水の抽出がメインになるとお考えください。

ただ、精油の量がほとんどないからといって、残念に思われることはありません。芳香蒸留水にも植物の香りは含まれています。植物の香りがする、ということは、心身に働きかける作用があるということです。ただのいい香りがするだけの水ではないので、リネンウォーターやルームスプレー、化粧水など、日々の暮らしに使ってみてくださいね。

あまり難しく考えなくても、実験だと思って、失敗してもいいや! ぐらいの気持ちで楽しんでいただければいいかなと思います。化学の実験のようなので、アロマテラピー教室の講座として行うのもおすすめです。


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AEAJ認定アロマセラピスト、AEAJ認定アロマテラピー教室Relakuheal主宰hiromi

AEAJ認定アロマテラピー教室Relakuheal主宰
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関西の某遊園地の元宣伝広報であり、60万PVのブログ運営経験を持つシングルマザー。趣味は読書で、アンガーマネジメント、コーチング、PDCA、手帳術、引き寄せなど「今の暮らしをより良くするもの」が好き。

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