いい匂い!アロマ虫除けスプレーの作り方

こんにちは。 AEAJ認定アロマセラピスト、アロマテラピーインストラクターのhiromiです。
精油(エッセンシャルオイル)を使ったアロマ虫除けスプレーの作り方をご紹介します!
こんな方にぴったり! ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |
市販の虫除けスプレーが苦手、子どもに使用するのに抵抗があるという方は多いです。手作りのアロマ虫除けスプレーなら、自分好みの香りで作れるから、使うのが楽しくなりますよ!
こんなことがわかります! ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |
どんな精油(エッセンシャルオイル)を使用すればいいのかわからない方はもちろん、そもそもどこで材料が買えるのかわからない方も、赤ちゃんに使用していいのか悩んでいる方も、ぜひご覧になってくださいね。
AEAJ認定アロマセラピスト、アロマテラピーインストラクターのhiromiが皆様の疑問にお答えします!
アロマオイルは使用しません!
アロマ虫除けスプレーに適した精油(エッセンシャルオイル)は4種類ありますが、こちらをご紹介する前にまずお話ししておきたいのが、使用するのは精油(エッセンシャルオイル)であって、アロマオイルではないということです。
ネットでは「アロマオイルを使用する」と書いている方が多いですが、これは間違い。アロマオイルとは人工的に作られた合成香料のことで、アロマテラピーでは使用しません。
「アロマテラピーで使用するからアロマオイルって言うんじゃないの?」と思われている方もいらっしゃいますが、アロマとは「芳香(いい匂い)」のことです。(抽出したコーヒー液の香りをアロマと呼んだりしますよね。)
アロマテラピーで使用するのは、植物の花や葉、根、果皮、果実、樹脂などから抽出された天然の芳香成分である精油(エッセンシャルオイル)です。100均では売っていないので、間違えないように注意してくださいね!
知っておきたい精油のこと!アロマオイルとエッセンシャルオイルの違い
アロマテラピーで使用する「精油」を英語ではEssential oils(エッセンシャルオイル)と言います。ところがこれをアロマオイルだと勘違いしている方が非常に多い!「100均で買った精油を使ったら肌が荒れたんです〜」という方の話をよく聞いたら精油ではなくアロマオイルだった、なんてこともありました。
アロマ虫除けスプレーで使用する4種類の精油
それでは、手作りのアロマ虫除けスプレーではどの精油(エッセンシャルオイル)を使用するのでしょうか? 早速見ていきましょう。
学名 | Cymbopogon nardus |
---|---|
科名 | イネ科 |
抽出部位 | 葉 |
抽出方法 | 水蒸気蒸留法 |
ノート | トップ |
シトロネラ精油(エッセンシャルオイル)は、イネ科の植物ですがレモンに似た強い香りがするのが特徴です。昆虫忌避作用を持ち、特に蚊に対して威力を発揮することで知られ、アロマ虫除けスプレーや虫除けアロマキャンドルなどに使用されることから、夏場に需要が増える精油(エッセンシャルオイル)です。
爽やかな香りでリフレッシュしたいときにぴったり。
ただし猫は経皮吸収により中毒を起こすことがあり、危険なので使用はおやめください。
学名 | Eucalyptus citriodora |
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科名 | フトモモ科 |
抽出部位 | 葉 |
抽出方法 | 水蒸気蒸留法 |
ノート | トップ |
ユーカリはコアラの飼料として有名ですが、約500ほどの種類があり、精油(エッセンシャルオイル)が抽出されるのはそのほんの一部の種類です。
アロマテラピーでもっとも有名なのは、ユーカリ(学名:Eucalyptus globulus)ですが、ユーカリ・シトリオドラは虫が嫌がる性質の香りをもつことから、シトロネラと同じようにアロマ虫除けスプレーにも使用します。
ユーカリ・シトリオドラは、レモンに似た香りがするので、別名を「レモンユーカリ」「ユーカリレモン」と呼ぶこともあります。学名がEucalyptus citriodoraになっていれば同じ植物です。
学名 | Pelargonium graveolens |
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科名 | フウロソウ科 |
抽出部位 | 葉 |
抽出方法 | 水蒸気蒸留法 |
ノート | ミドル |
ゼラニウムは、ゲラニオールなどローズと共通する成分を含んでいることから、グリーン調のローズ風の香りがします。ゼラニウムといえば、女性ホルモンバランスの調整作用が有名ですが、昆虫忌避作用も持つことから、アロマ虫除けスプレーに使用されます。
シトロネラやユーカリ・シトリオドラのような爽やかなレモン風の香りも夏らしくて素敵ですが、フローラル感のある香りが好きな方にはゼラニウムがオススメです!
学名 | Cymbopogon citratus |
---|---|
科名 | イネ科 |
抽出部位 | 葉 |
抽出方法 | 水蒸気蒸留法 |
ノート | トップ |
レモングラスという名前ですが、イネ科の植物で、フルーツのレモンとは異なります。香りは名前のとおりレモン風の香りですが、かなり鮮烈で、私は「ジンジャーとレモンをこってりと煮詰めたような香り」と表現しています。
レモングラスは料理やハーブティーにも使用されるので、ご存知の方も多いかもしれませんね。
猫が嫌がる香りを含むので、おうちで猫を飼われている方はご注意ください。
アロマ虫除けスプレーの材料が買えるお店
ワークショップでは、「精油(エッセンシャルオイル)はどこで買えますか?」というご質問をよくいただきます。生活の木、ニールズヤードなどのアロマテラピー専門店でお買い上げいただくことをオススメしています。


アロマテラピーは「香りを楽しむもの」なので、実際に店舗で香りを確かめていただいてから、「これ、イイ!」と思える精油(エッセンシャルオイル)を選んでいただくのが一番かと思います。
他の精油(エッセンシャルオイル)メーカーを知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。
アロマテラピーを始めたばかりの頃、どこのメーカーの精油(エッセンシャルオイル)を購入すればいいのかとても悩みました。せっかくなら品質のいいものが使いたい、でも値段が高すぎると手が出せない…。きっと同じように悩まれている方は多いかと思いますので、アロマテラピーでよく使用されている信頼できる精油メーカーをまとめました!
スプレー容器はアロマテラピーに対応しているものをお使いください。精油(エッセンシャルオイル)にはプラスチックを溶かす成分が含まれていることがあり、100均で購入したスプレー容器を使用するのはおやめください。
アロマテラピー専門店の生活の木では、精油(エッセンシャルオイル)だけでなくスプレー容器も販売されています。
青色のガラスが涼しげで、夏にぴったり。高級感があるのも嬉しいですね!
持ち運びたいのであれば、こちらのプラスチックタイプがオススメです。軽いし、スリム! もちろん、アロマテラピーでも安心してお使いいただけます。
精油(エッセンシャルオイル)は脂溶性・親油性の性質を持つため、水にくわえようとしても膜を張って浮いてしまいます。そこで、最初にエタノールで精油(エッセンシャルオイル)を溶かしてから、水に混ぜます。
なんと生活の木にはエタノールも販売されています! サトウキビ由来、植物性の99%エタノールです。精油(エッセンシャルオイル)やスプレー容器とまとめてお買い物したいときには生活の木が便利です。
ただしちょっとお高いです…。
お安く買いたいのであれば、ドラッグストアでよく見かけるこちらの無水エタノールがオススメです。
500ML入っているので、アロマ初心者の方には量が多すぎるように感じられるかもしれませんが、スプレー系のアロマクラフトでは必ずエタノールを使いますし、使用後のビーカーなどを消毒するときにも使えます。
アロマテラピーで使用する無水エタノールと消毒用エタノールの違い
無水エタノールと、消毒用のエタノールは別物だということをご存知でしたか?
あとはエタノールを計量するビーカーがあれば、アロマ虫除けスプレーを作っていただけます!
エタノールは精油(エッセンシャルオイル)を溶かす目的で使用するため、5ml計量できるビーカーをご用意ください。生活の木であれば、こちらの20mlサイズか、プラスチックビーカー 10mlだと5ml計量できます。
生活の木にはプラスチックとガラスのビーカーがあり、サイズ展開も豊富ですが10ml単位のビーカーもあるので、ご購入の際はお気をつけください。
生活の木は精油(エッセンシャルオイル)も、スプレー容器も、エタノールも、ビーカーも、ここ1つですべて購入できるのでとても便利です。わからないことがあれば店員さんに相談もできますしね。
お家の近くに生活の木がない場合は、オンラインショップがオススメです!
・東京までの送料500円
・商品代金合計が5,000円(税込 5,400円)以上の場合は送料は無料
・東京までの送料500円
・商品代金合計が5,000円以上の場合は送料は無料
洗い物が少ない♪アロマ虫除けスプレーの簡単な作り方
ワークショップではガラス棒を使用して撹拌します。しかし、ほとんどの方がガラス棒なんてどこで売ってるのかわからないし(生活の木で売ってます)、アロマ虫除けスプレーを作るためだけに今後使わなさそうなガラス棒を購入するのも気が引けますよね。
そこで、簡単に作れる方法をご紹介します。洗い物も少なくなるので楽チンです♪




この方法なら、ガラス棒で混ぜたり、水を計量したりする手間が省けます。水を注ぐときは、蓋を閉めたときに水が溢れないように注意してくださいね。
お子様と一緒にお使いいただけるように、通常の半分の0.5%濃度のレシピとなっています。大人だけで使用する場合は、50ml容器に対して精油(エッセンシャルオイル)を10滴まで入れていただけます。

50mlに対して1%濃度で作る場合、精油は5滴までご使用いただけます。5滴すべてを1つの精油で作ってもいいのですが、せっかくなら2〜3種類の精油をブレンドすることをオススメしています。
ワークショップではよく「この精油をブレンドして変になりませんか?」と聞かれますが、ご自身で好きだと感じた香りであれば、ブレンドに失敗するというようなことはありません。
ブレンドすることで香りに奥行きが出ますので、ぜひ試してみてくださいね!
アロマ虫除けスプレーの保管&使い方の注意点
以下のことにご注意ください! ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |
アロマ虫除けスプレーは赤ちゃんに使える?
私が所属するAEAJのガイドラインでは、「3才未満の子どもの皮膚への使用は避けるように」となっています。
ネットでは「天然だから安全」「手作りだから安全」「赤ちゃんにも使える」という表記を見かけますが、これらは誤りです。精油(エッセンシャルオイル)は確かに植物から抽出し100%天然ですが、だからといって使い方を間違えると皮膚に炎症やかゆみ、痛みを引き起こすなど異常が現れます。
精油(エッセンシャルオイル)は必ず希釈し、濃度をお守りください。
3才未満のお子様に使用する場合は、衣類、帽子、ベビーカー、抱っこ紐などに吹きかけてご利用ください。その際、シミにならないか目立たない場所で事前にお試しください。
なんでアロマで虫除けできるの?
ワークショップでは、「アロマで本当に虫除けに効くんですか?」と聞かれることがあります。
精油は薬ではないので、即効性は期待できないかもしれませんが、薬が発明されるまでは植物の力を利用して虫除けなどを対策してきたので、まったくの無意味ではないと思っています。
また、「アロマ=いい香り」とだけ認識されていることが多いですが、植物から抽出した精油(エッセンシャルオイル)には、植物が生きていく上で虫を遠ざけて摂食を避けたり、子孫を残すために昆虫などをおびき寄せたりする作用が香り成分の中に含まれています。
アロマ虫除けスプレーは、「昆虫忌避作用」を持つ精油で作成しています。こまめに吹きかけてご利用ください。
まとめ
Relakuhealがワークショップで実際に使用している精油(エッセンシャルオイル)や、よく聞かれる質問などを交えながら、アロマ虫除けスプレーの作り方をご紹介させていただきました。生活の木はすべての材料がそろえられるので、アロマ初心者の方にはオススメです。
夏はキャンプや夏祭り、夕方になっても明るいので公園で遊ぶことも多いですし、アロマ虫除けスプレーがあると便利です! 庭いじりの際にもシュシュっと吹きかけてくださいね。
もし「材料そろえるの大変だな〜」とか、「一人で作るの心配だな〜」という方は、ぜひRelakuhealのワークショップにご参加くださいね!(ワークショップ情報は、記事の文末にまとめています。)
手作りアロマ虫除けスプレーで快適な夏をお過ごしください♡
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ABOUT ME

Relakuheal主宰
AEAJ認定アロマセラピスト
hiromi
関西の某遊園地の元宣伝広報であり、60万PVのブログ運営経験を持つシングルマザー。現在は東京の東大和市を拠点にアロマテラピー活動を行なっている。趣味は読書で、アンガーマネジメント、コーチング、PDCA、手帳術、引き寄せなど「今の暮らしをより良くするもの」が好き。