menu
Relakuheal

精油を飲むのは危険!ドテラの飲むアロマとアロマクッキングにご注意

精油を飲むのは危険!ドテラの飲むアロマとアロマクッキングにご注意


こんにちは。 AEAJ認定アロマセラピスト、アロマテラピーインストラクターのhiromiです。

AEAJのアロマテラピー検定を受験したとき、公式テキストに「精油を飲んではいけない」と書かれていて、「そんなことをする人がいるのかな?」と不思議に思いました。公式テキストだから、万が一のことを書いているだけだろうと思ったのです。

ところが、AEAJ認定アロマセラピスト、アロマテラピーインストラクターになって、アメリカのドテラ(dōTERRA)というネットワークビジネスの一部の会員が「ドテラの精油は品質がいいから飲める」「料理に使うと味も香りもよくなる」と言って精油の飲用、料理や飲み物への使用を勧めていることを知りました。

また、ナチュラル感やおしゃれ感を売りに、インスタグラムでも主婦層を中心に広がりを見せています。

精油を飲むとどうなるのか。ドテラの精油は飲んでもいいのか。飲んでしまったときの対処や、ネットワークビジネスの断り方などをご紹介します。




なぜ精油を飲むと危険なのか



精油(エッセンシャルオイル)は、植物の花や葉、根、果皮、果実、樹脂、心材などから抽出した天然の芳香成分です。

人工のものと、天然のものを比べると、天然の方が身体にいいイメージがあるかもしれませんが、実はそんなことはありません。おいしいフグだって、キレイな花のスイセンだって、天然のものですが毒を持っています。「天然だから安全」「ナチュラルだから身体にいい」というのは、拡大解釈にすぎないのです。

精油は確かに天然の芳香成分です。しかし、1つの瓶に精油を入れるのに、植物によっては何トンもの花びらを使用しています。つまり、精油たった1滴でも大変高濃度なものなのです。



精油は高濃度のため、アロマテラピートリートメントで肌に塗布する場合は、必ず植物油などで希釈して使用します。また、国内のアロマテラピー団体で唯一の公益社団法人であるAEAJのガイドラインでは、3歳未満の子供への使用は勧めておらず、3歳以上であっても大人の使用量の10分1から2分の1に希釈するようにとしています。

肌に原液を直接塗布しない精油を飲用すれば、喉の粘膜や、胃などの臓器を傷つけることになり危険です。下痢、嘔吐、痙攣、意識レベルの低下、呼吸不全などの異常を引き起こします。ましてや子供、お年寄り、妊婦、既往症のある方などが精油を飲用すれば、もっと恐ろしい事態になりかねません。



チェックボックスアイコン 天然でも使い方を間違えれば危険

チェックボックスアイコン 精油を肌に使用する場合は必ず希釈する

チェックボックスアイコン 精油を飲用するのは危険

チェックボックスアイコン 特に子供、お年寄り、妊婦、既往症のある方への使用は注意が必要





ドテラの精油とは。飲むアロマとアロマクッキング



そんな精油の原液塗布や飲用を勧めているのが、ドテラというネットワークビジネスの一部の会員です。


注意マーク ネットワークビジネスとは?

ネットワークビジネスとは、購入者を販売員に勧誘して、その人が販売員になってまたさらに別の人を販売員に勧誘していくというビジネスモデルで、ピラミッドのような構造になっています。

マルチまがい商法であるネズミ講によく似ていますが、ネズミ講は商品がない場合が多く、入会金も高額で、法律に違反しています。その一方でネットワークビジネスは商品の流通があり、入会金も比較的安く、法律上は合法です。

ネットワークビジネスは、連鎖販売取引、MLM(マルチ・レベル・マーケティング)とも呼ばれています。



ご覧のように、ネットワークビジネス自体は違法ではないのですが、仕組みはネズミ講にそっくりです。

「セミナーに参加したら、あとからネットワークビジネスに勧誘された」「言葉たくみにネットワークビジネスを持ちかけられ、気がついたらその商品がとてもいいものだと洗脳されていた」「いいものは周りにも勧めたいので、友人や自分の教室の生徒を勧誘する」など悪質なケースもあります。



ドテラは公式で精油の原液での塗布や、飲用を勧めているわけではありません。しかし、一部の会員たちが拡大解釈をし、それを鵜呑みにした会員が次々と洗脳されていった結果、以下のような売り文句が使われるようになりました。



チェックボックスアイコン ドテラの精油は高品質だから飲める

チェックボックスアイコン 厚生労働省が食品添加物として認可している

チェックボックスアイコン ドテラの「受講証明書」を持っている

チェックボックスアイコン 料理に使うと味や香りがよくなる

チェックボックスアイコン 紅茶にレモン精油を垂らすとレモンティーになる

チェックボックスアイコン 身体の悪いものを全部出してくれる

チェックボックスアイコン 癌が治る

チェックボックスアイコン 赤ちゃんの夜泣きが治る

チェックボックスアイコン 子供にワクチンを打たなくても健康でいられる

チェックボックスアイコン アレルギーが治る




厚生労働省が、ある会社の特定の商品に関して審査・認可することはありません。例え精油の成分の一部が厚生労働省の認可したのものと一致したとしても、基準をクリアして認可されたわけではないので、原液塗布や飲用できる理由にはならないのです。

しかも、ドテラが東京都に提出している届出は、化粧品としてであって、食品としての届出はしていません。料理や飲み物に加えるのは間違った使い方です。ましてやドテラの精油を飲めば「身体の悪いものを全部出してくれる」「癌が治る」「赤ちゃんの夜泣きが治る」「子供にワクチンを打たなくても健康でいられる」「アレルギーが治る」などは行き過ぎた考え方です。

また、ドテラの「受講証明書」を持っていることで信頼感を得ようとする会員もいますが、ドテラの「受講証明書」は「受講したことを証明する」ものであって、資格認定証ではありません。



では、ドテラの一部の会員は、どのような手口で精油の飲用や、ドテラの精油を勧めてくるのでしょうか。



チェックボックスアイコン アロマワークショップのあとに精油を使用した料理のランチ会を開く

チェックボックスアイコン アロマクッキングなどの名目で受講生を募る

チェックボックスアイコン インスタグラムに投稿する(#ドテラのある暮らし #アロマクッキング)

チェックボックスアイコン 普段の料理に精油を使用し、家族に食べさせる

チェックボックスアイコン ママ友や友人に直接勧める

チェックボックスアイコン アロマテラピーとは関係のない教室などで勧める

チェックボックスアイコン 精油を使用したお弁当を販売する




会員のほとんどは女性です。しかも主婦層が多いので、旦那さんや子供に普段から精油を使用した料理を食べさせている会員がいます。その写真をインスタグラムやブログに投稿し、それを見たフォロワーや読者が「○○さんが使っているなら」「おしゃれ!」と飛びつくことがあるのです。

また、ママ友やその子供達、習い事で出会った友人や、自分で主宰している教室の生徒などにも誤った使い方を勧め、ドテラの精油がどれほど素晴らしいのかを説いています。何も知らない妊婦や小さな子供が誤った使い方をする危険がありますので、注意してください。

なお、精油の飲用を勧めたことがきっかけで友人関係が壊れた、生徒さんが離れていった、旦那さんに離婚を言い渡されたというケースもあります。被害を受けないように気をつけることも大事ですが、自分が周りの人に迷惑をかけないように悪質な会員にならないことも大事です。



さて、ドテラの精油の飲用を勧められ、そのまま口にしてしまうと、身体には様々な異常が表れます。勧めてきた会員はその異常をこのように説明することが多いようです。



チェックボックスアイコン 悪いものが全部出た証拠

チェックボックスアイコン 好転反応

チェックボックスアイコン あなたのようになった人は初めて、あなたがおかしい

チェックボックスアイコン 私や他の人はそんな風にはならなかった

チェックボックスアイコン 前回とは違う種類の精油を試せば大丈夫




ドテラの精油は素晴らしいと強く思い込み、「身体の中に悪いものがあったから反応が出た」というような説明をすることがあります。または、異常を目の当たりにするのが初めてでどうしたらいいのかわかず、「そんな風になる方がおかしい」と言い逃れすることも。

また、精油を勧めてくるのは一回で終わるとは限りません。「前回下痢になったからもう飲まない」と断っても、「違う精油にすれば大丈夫」と再度飲用を勧めてくることもあります。





誤って精油を飲んでしまったとき・原液を塗布してしまったときの対処法



精油を誤って飲んでしまった場合、AEAJのガイドラインでは、口に残った精油は大量の水で口をすすぎ、飲み込んでしまった分は吐かせないで、すぐに病院を受診するように勧めています。これは、吐き出すと、もう一度喉の粘膜などを傷つける恐れがあるからです。

受診をする際は、飲んでしまった精油を持参するか、精油の名前と飲んだ量をメモして持参しましょう。

また、精油の原液が直接皮膚についた場合は、すぐに清潔な大量の流水で洗いしてください。赤み、刺激、発疹など皮膚に異常がみられた場合は、医師の診察を受けましょう。



チェックボックスアイコン 飲み込んだ精油を吐かせない

チェックボックスアイコン 口に残った精油は水ですすぐ

チェックボックスアイコン 精油を飲んだ場合は、精油または名前がわかるものを持参してすぐに病院を受診する

チェックボックスアイコン 皮膚に精油がついた場合は、水で洗い流す

チェックボックスアイコン 皮膚に精油がつき、異常が表れた場合は病院を受診する





ドテラの飲用を勧められたときの断り方



ママ友だと、子供同士が友達だったり、近所に住んでいたりして、本当は精油を飲みたくないと思っていても、断りづらいですよね。習い事で出会った友人なども同様です。

人間関係になるべく波風を立てたくないと思うのは、誰でも当然です。けれど、その結果、自分や子供、家族、友人の健康に害を与えるようなものは、やはり摂取するべきではありません。

毅然とした態度で断るのが難しい場合は、「予定があるのでもう帰らなければならない」など、なるべくすぐその場を離れられるような理由を考えてみましょう。「急に今LINEが入って、子供を病院に連れていかないといけなくなった」や、電話がかかってきたフリなども断りやすいです。

次回会ったときも飲用を勧められる可能性があるので、適当な理由をつけて会わないようにしましょう。そのままフェードアウトできるといいですね。

また、他の人にも勧めている場合は、誰か味方になってくれそうな人に、「本当は精油を飲みたくない」と相談してみましょう。意外とみんなその場の雰囲気にあわせているだけで、思いは一緒ということもあります。一人では心細くても、仲間がいるとはっきりと断れるでしょう。



また、ドテラに確認の電話をするのも手です。「ドテラの精油は身体にいいからと飲用を勧められたけど、本当ですか?」「化粧品として届けているはずのドテラの精油を飲用するのは間違っていませんか?」と言えば、ドテラでは公式には飲用を勧めていないので、何か回答が返ってくるでしょう。

精油の飲用を勧めた会員にドテラの回答を告げれば、さすがに会員もそれ以上は勧めてこないはずです。


ドテラの問い合わせ先

固定電話から:0800-100-0789(無料)
携帯電話から:03-4589-2610

受付時間:月~金/9時~17時30分(祝日、年末年始を除く)





「厚生労働省が食品添加物としてドテラの精油を認可している」と言われた場合も、同様にドテラに問い合わせてみましょう。もしくは、厚生労働省に直接確認するのも有効です。


厚生労働省の問い合わせ先

電話:03-5253-1111

受付時間:平日18時15分まで







こんな人は注意! 精油の飲用にハマりやすい人の特徴



ここまで読んで、精油を飲用してしまったり、精油の飲用を勧めるような人は、アロマテラピーの知識・資格を持っていないような初心者なのだろうと思われたかもしれません。しかし、プロのアロマセラピストとして活動している人でもアロマクッキングを受講する、精油を飲用してはいけないと知っていても飲んでしまったという人もいます。

以下のような方は精油の飲用にハマりやすいと言えます。



チェックボックスアイコン 精油が好きで、なんでも精油で解決しようとする

チェックボックスアイコン おしゃれや流行を取り入れたい

チェックボックスアイコン ナチュラル、オーガニック、ヘルシーなどの言葉に弱い

チェックボックスアイコン 添加物、合成料、化学薬品は悪だと思っている

チェックボックスアイコン キラキラ女子、おしゃれママに憧れている

チェックボックスアイコン 植物や自然の持つパワーが好き

チェックボックスアイコン 憧れの人がしていることはマネしたい

チェックボックスアイコン おしゃれな料理に憧れる

チェックボックスアイコン 自分がいいと思ったものはみんなに勧めたい

チェックボックスアイコン 自分や家族に悩みがある(癌、アレルギーなど)



あなたは大丈夫ですか?





まとめ



アロマテラピー活動をするようになって、たくさんのアロマセラピスト、アロマ講師(アロマテラピーインストラクター)のブログやSNSを拝見する機会が増えました。初めて精油を料理に使用しているアロマ講師のブログを見たときは、果汁と精油を間違えているのかと本気で思いました。あのときの衝撃は忘れられません。

それからも、ステキなアロマワークショップをされている方だと思ったら、ママ友とそのお子さんたちに精油入りのランチを振る舞っていたり、何も知らない不特定多数のお客さんに精油入りのお弁当を販売している人などを見て、その度に衝撃を受けました。

また、今回の記事を書くにあたって、ドテラの精油でアロマタッチをしている保育園があることを知りました。その保育園のブログを見たところ、保育園の料理に利用しているのかどうかはわかりませんでしたが、肌が敏感な子供達に精油を原液で使用しているのか、もし植物油で希釈していたとしても植物油でアレルギー反応を起こす危険性は知っているのかなどが気になりました。

ドテラの精油そのものや、ネットワークビジネスは悪いものではないのかもしれません。しかし、精油は使い方を間違えると大変危険なものであり、こうも誤った使い方が広まっていると、両者にいいイメージは持てなくなります。

精油の使い方には十分に気をつけましょう。


RECOMMEND




LESSON

Relakuhealのレッスン情報です。お気軽にお問い合わせください!

随時
ココナラ/出張カフェレッスン
香りの心理分析・アロマアナリーゼ個人セッション

ココナラ/出張カフェレッスン
アロマカードリーディングのセッション

出張カフェレッスン
アロマテラピー検定対策講座


ABOUT ME

AEAJ認定アロマセラピスト、Relakuheal主宰hiromi

Relakuheal主宰
AEAJ認定アロマセラピスト
hiromi


関西の某遊園地の元宣伝広報であり、60万PVのブログ運営経験を持つシングルマザー。現在は東京の東大和市を拠点にアロマテラピー活動を行なっている。趣味は読書で、アンガーマネジメント、コーチング、PDCA、手帳術、引き寄せなど「今の暮らしをより良くするもの」が好き。

プロフィール お問い合わせ

0 Comments

There are no comments yet.

Leave a comment